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Sakura for the Earth

桜植樹活動の歩み

JANOの桜植樹活動の始まりは、1995年に遡ります。

桜植樹第1章:友情と親切に感謝を込めて
現在のようにインターネットで情報が簡単に探せなかった時代、アメリカ生活は慣れてしまえば快適ですが、システムや習慣の違い、コミュニケーションのすれ違い、勘違い、誤解などにより、レベルの違いこそあれ、辛い思いをした経験は誰もがもっていました。特に、自分の都合で連れてきた子どもたちが当地で困難に出会うのは、親にとって非常に悲しいことでした。

と同時に、右も左もわからない日本人を、両手を広げて受け入れ、細やかに助けてくれたアメリカ人たちがいつもいてくれたことも事実です。そうしたアメリカ人たちの友情と親切、無料の英語クラスなどアメリカのシステムには感謝の気持ちが大きく、何かの形でお返しできないかと話し合いを重ねました。そして、それならば日本の心、桜、中でもソメイヨシノを植えてみんなの憩いの場を作ろう、それがJANOの桜植樹活動の動機でした。

桜植樹と意気込んだものの、外来種の木を植えることができる場所の選定と許可の取得は困難でした。しかしながら、なんとしても桜の植樹という思いは強く、粘り強く交渉を続けた結果、現在の植樹地Cleveland Metroparks Brookside Reservationの拡大計画に入れていただくこととなりました。資金も不足していましたが、JANOの趣旨に同意し、資金拠出を申し出てくださった日系企業、また在住日本人の協力により、第1回の植樹祭が無事行われました。

植樹と同時に、その木のそばで「桜祭り」も実施してきました。年に一度、クリーブランドの西から東から南から、日本人とアメリカ人が一同に会し、寒い雨やみぞれの日も真夏のような晴天の日も、お好み焼きや焼きそばなど屋台から煙を上げ、和太鼓に耳を傾け、盆踊りで体を動かし、「日本の午後」を楽しみました。現在、「植樹記念さくらピクニック」として継続しています。

日本人のみならず、植樹地Cleveland MetroParks Brookside Reservationのみなさんも、JANOのゆっくりした植樹活動を理解し、場所を整備するなど、共に歩んでくださいました。また、桜植樹のいきさつを知ると、“Beautiful!(すばらしい)”と目を輝かせて、それならば協力したいと多くのアメリカ人が植樹基金に寄附してくださいました。

冬の長い寒い町で、少しずつ少しずつ植えてきた桜が今では並木となりました。厳しい気候に耐えながら、ワシントンDCの桜より例年約2週間後には、ごく淡いピンクの花を見事に咲かせててくれています。満開の時期には、ピクニックを楽しむアメリカ人たちの姿も見られるようになりました。JANOも、公園側が設置してくれた石碑とベンチの周辺でお花見を年開催しています。 日米桜寄贈100周年の2012年、こうしたJANOの活動に対し、玄葉光一郎外務大臣より表彰状 が贈られました。桜植樹に関わった全ての方々の意思がこのように評価され、大変嬉しく、また励まされたできごとでした。

桜植樹第2章:桜を植えて酸素を増やそう! 環境改善プログラム概要

2012年10月、この桜植樹活動が新たな一歩を踏み出しました。三井物産環境基金の助成を受け、クリーブランド市に30本、Akron市に100本の桜を3年間に渡って植樹するというものです。これにより、年間炭酸ガス2.8トンを吸収し、人間260人分の酸素15.2トンを発生させることができると算出されています。

自分たちは引っ越しても、桜はこの地に残ります。植樹を開始した役員たちは、いつかこの「私たちの桜」のもとでの再会を楽しみに、1本1本植えてきました。環境改善への貢献という明確な目的も加わり、Akronにも新たに桜並木ができることを楽しみに、JANO関係者一同、桜植樹活動への思いをさらに強くしているところです。